流木

  流木  流木を集め真冬の風呂を焚く                 ■大雨・洪水・暴風・波浪・高潮警報・・・。 お盆を過ぎると、とたんに各種「警報」が、 まるで達磨落としの輪のように積み重なって発令される。 台風の襲来だ。 空が荒れ狂い、海が荒れ狂い、そして山が荒れ狂い、川が荒れ狂う…
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住民投票とリコール

住民投票とリコール   ■三月十五日、わが町の出来事が、南日本新聞の一面を飾った。なんと五段ぶち抜きの、トップ記事であった。  「屋久島2町合併   上屋久議会が否決   住民投票の結果覆す」同紙2面にも、  「『民意無視』どう説明」との解説記事が載り、さらに29面にも、  「住民『投票』何のため」という見出しが躍っ…
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遠望雑感

遠 望 雑 感    ■世界遺産という看板  屋久島が世界遺産に登録されて十年が経過した。振り返ってみると、「世界遺産」をいかにして守るか、そのための「法律」をどうやって整備していくか、という話はちっとも聞こえてこなかった。ただ「世界遺産」というパイを、みんなしていかに喰うか、ということに一所懸命だったような、そんな十年…
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献血マニア

献血マニア   ■鹿児島に行くフェリーの中で知った顔に会うと、ぼくはすかさず、そいつを誘惑する。  「時間がある? 良かったら付き合ってよ。天文館にいい所があるんだ。若い女の子が居てネ、身体を触ってくれたりして、おまけにコーヒーは飲み放題だし、それでもって無料ときてるんだから、もう『出血!』間違い無しのところだよ」、と。 …
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俳句三昧

俳句三昧  最近、俳句にはまっている。わずか十七文字の中で何が表現できるのか、その制約と書の如き空白の存在が実に面白い。そこで今回は、俳句随想ということで、お付き合いを。 ■初春    初春や 今日は一日 樹の下で   人間は「逆立ちした木だ」と云った人がいた。うまいことをいうものだな、と思う。  「動…
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爺の心得

■爺の心得            娘の出産が近づいた。  初めて「爺」(ジジイ)となる身に、何ができるだろう。  「祈る」ことを除いて……。  赤ちゃんを産むということ、それは二本足を選んだ人間にとって実に「難事業」である。不幸にしてぼくの長男は、生まれてすぐに亡くなった。いのちがいのちを産み出すということ、それがい…
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スパイ衛星

■スパイ衛星  種子島は、ぼくの住んでいる屋久島のお隣りさんだ。  屋久島が「精神文明」を引き継いでいく島なら、種子島は鉄砲伝来そしてロケットと「物質文明」を受け継いでゆく島だ。  その種子島で、これまで「宇宙の平和利用」をうたい文句に「ガラス張り」で進められてきた宇宙開発が、突如「黒いベール」に包まれはじめた。 …
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「明治以前の食生活」をして思うこと

■「明治以前の食生活」をして思うこと   「もしあなたが、自分が何者であるかを知りたいと思うなら、何を食べているかを聞かせなさい。そうすればすぐに、あなたが何者であるかを答えてあげよう」  十九世紀初頭のフランスの法律家で「食」の思想家でもある、ブリヤ・サバランの言葉である。  彼は「美食家」であり、「貧食家」のぼ…
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■平成の大合併  「平成の大合併」の嵐が日本列島を吹き荒れている。こんな離島僻地のわが町とて例外ではない。確かに財政状況は悪化し、時代も事態も変わっていくのだから、「合併問題」が議論されることに、異論はない。  だが、「住民説明会」というのに出席して、「町側の説明」を聞いているうちに、だんだん腹が立ってきた。  「まず合併…
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ゴミとヤクデン

ゴミとヤクデン  月に一回、「島人会」(とうじんかい)という会に出席している。実にユニークな顔ぶれが揃っているので、いつも脳細胞に新鮮なパンチをもらい、出会するたびに元気になる不思議な集まりである。  平成十年五月に結成して以来、これまで、「属するということについて」とか「地場産業について」、あるいは「エコツアー」や「屋久島…
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サッカーとアメリカ

サッカーとアメリカ  ワールドカップ2002が終わった。もうこれ以上何も食べられない、たぶん限界まで食ってしまったというくらい、身も心も腹一杯状態になってしまった。そして満腹感と同時に、疲れがドッと襲って来て、しばらくは何も考えたくもないし、したくもない。燃え尽き症候群というやつだろうか。  だが、この世には「約束事」と…
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コンサート旅行

■憲法フォークジャンボリー  ある日、「連根の会」なるところから、「檄文」が送られてきた。  「私たちは無告の民である」という書き出しで始まるその檄文を書いたのは、ぼくが最も尊敬する「フォーク・シンガー」、笠木透であった。  曰く。  「戦前戦中、『お国のために』と叫んだ私たち。あの戦争で、無力さと無残さを学んだ私たちは…
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山芋掘り

 山芋掘り  ここんとこ山芋(自然薯)掘りに凝っている。  連日通いつめているので、肩も腕もパンパンに凝り固まって、夜中痛くて目が覚めることもある。それでも朝になって、幼馴染のマッカッちゃんから「山芋隊、出動するぞ!」と電話がかかってくると、筋肉痛も腰痛もなんのその、バンテリンを塗りたくって、すっ飛んでいくのだから、我ながら…
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裸足で歩く

    裸足で歩く  最近、裸足で歩くのに、はまっている。  裸足になるとホッとする。心が解放されたようで気持ちがいい。  そもそもぼくは一年中ビーチサンダルを履いているので(先だって福岡までその恰好で出掛けたら、娘に呆れられた……)、誰も気にもとめないと思っていたが、裸足で犬と散歩していると、みんなに怪訝な顔をされる…
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台風の話

台風の話   今年の台風は気が早い。 なんと五月にやってきたのだから、びっくりしてしまった。幸い、風は大したことは無かったが、それでも船が三日間欠航して、旅行者たちは右往左往した。  その混乱振りを見て面白がったのか、六月にも再び北上してきた。二百キロほど西側を通過したので、被害は無かったが、それでも結局二日間船が欠航…
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ゴキブリの話

   「ギャあぁアァーーー!」   突然、化学繊維を引き裂いたような悲鳴が聞こえてきたので、何事かと思ってすっ飛んで行ってみると、  「ゴキブリが出た!!!!」、と云う。  たかがアマメ(島ではゴキブリのことを「アマメ」と呼んでいる)が出現したくらいで、すっかりパニくっているお客さんを見ると、少々呆れてしまう。  …
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合成洗剤不使用宣言

      合成洗剤不使用宣言  「屋久島を守る会」は、一九七二年に結成され、「子孫に残そう屋久島の原生林」を合言葉に、 「即時全面伐採禁止」のラディカルな旗印を掲げて、国有林行政と真っ向勝負をしていたが、同時に、「合成洗剤をやめて、せっけんを使おう」という運動も展開していた。  今から三十年も前に、既に「水」がこ…
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世界遺産登録十年

世界遺産登録十年  屋久島が世界自然遺産に登録されて、今年で十年目。  登録の前と後で、何がどう変わったのか、変わらなかったのか。  自然環境は維持されてきたのか、それともどこまで改変されたのか。  この島の人々の暮らしぶりや意識はどう変化したのか。  島外の人達はこの島にどんな関心をよせているのか。  …
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晴耕雨読ゲストブックから・・・その2

  ★1994.11.23.・・・某地方紙記者=O・Yさん 今日は遭難しかけた私ら三人を、「捜索」に来ていただきありがとうございました。後で三人で話したのですが、一時は「朝まで野宿?」、もしかして「死」・・・を考えました。 「救い」でした。車で頂いたコーヒーとポッキーの美味しかったこと!! 今ここに、こうして居られるのが…
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ぼくの町 ぼくの時間

■ぼくは、宮之浦という村で生まれ育った。 なぜ「宮之浦」というかと云えば、十世紀初頭、既に有力神社として位置づけられていた「益救神社」(御嶽宮)が在るからである。  益救神社の祭神は「山幸彦」で、標高約二千メートルの宮之浦岳がその奥の院である。 冬季は深い雪に覆われるその頂きに、山幸彦は「一品宝珠大権現」として祭られて…
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